■ ID | 176 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 生活排水の循環式硝化脱窒法におけるDO制御と
N2O発生特性特性との関係解析 |
■ 著者 | 稲森悠平
国立環境研究所 水落元之 国立環境研究所 金子直哉 早稲田大学理工学部 野田尚宏 早稲田大学理工学部 常田聡 早稲田大学理工学部 平田彰 早稲田大学理工学部 木持謙 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)日本水環境学会 |
■ 出版年 | 2002 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第36回日本水環境学会年会、平成14年3月15日 |
■ 抄録・要旨 | 循環式硝化脱窒法のベンチスケールリアクターを用いて、好気槽内DO濃度のN2O発生特性に及ぼす影響の解析を行った。また、硝化液循環による嫌気槽へのDOの持ち込みがN2O発生特性に及ぼす影響について、嫌気槽内におけるN2O還元酵素をコードする遺伝子(NosZ)を有する微生物群集構造をPCR法、サブクローニング法を用いて解析した。
その結果、好気槽DO濃度が高いほど、硝化反応は速やかに進行し、N2O生成を抑制できる可能性が示唆された。また、好気槽DO濃度が高いほど、硝化液の循環により嫌気1槽目のORPが上昇し、脱窒反応が阻害を受け、溶存態N2O量が増加することが示唆された。さらに、微生物群集構造の違いが、脱窒反応におけるN2O還元能に影響を及ぼしていることが示唆された。 |
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